こんにちは。8月末から元金800万円で新しいトラリピ設定を稼働し始めました。先週は米7-9月期GDP、ISM製造用PMI、雇用統計など指標の発表ラッシュとなり、ドルカナダが大きく上下しました。また、ユーロポンドは先々週からのポンド買い、下落の流れが継続して0.854付近まで下落してきました。ドルカナダは1.363まで上昇したのでトラリピ設定の1.35以上の部分が取り切れなかったのが悔やまれますが、1.35以下の部分で利益を出すことが出来ました。
それでは12月1週目の結果をまとめながら、各通貨ペアの動きを見ていきます。引き続き裁量トレードは外貨ex、JFX株式会社、ヒロセ通商 の3口座、自動売買はマネースクエアのトラリピで資金を運用しています。
先週のトラリピ損益
先週のトラリピ損益は＋４６，２５６円でした。これまでの収益は以下の通りです。
年利ペースは33％と先週から変わらずでした。100万円を1年運用して33万円の利益になるペースですので、かなり良い状況です。各通貨ペアの年利を見るといずれも30%を越えているので今週は特に設定変更はせずリピートを期待したいと思います。では各通貨ペアの状況を見ていきます。
ドル/カナダドル
先週は米経済指標の発表が相次ぎ、1.35付近でその結果に振られる展開となりました。週前半はショートカバーが優位となりドルカナダは1.365付近まで上昇しました。ただ、火曜日夜に発表されたカナダ7-9月期のGDPは前期比2.9%と予想の1.5%を上回る結果となったことからカナダドルの買い戻しも入り上値は限定的でした。
水曜日には米ADP雇用者数の発表があり12.7万人増と、予想の20万人を大きく下回ったことでドル売りが再開しました。金曜日の米雇用統計は非農業部門雇用者数NFPが26.3万人増と予想の20万人増よりも強く、また平均賃金も前月比0.6%と予想0.3%と強い結果になりました。ただ、ドル買いの流れは続かず、ドルカナダも1.35付近でのもみあいとなりました。
原油に関しては、EU、G7がロシア産原油の国際的な取引上限価格を1バレル60ドルに設定することを決定、またOPECプラスは今の協調減産(1日当たり200万バレル)を継続することを決定しました。先週の原油先物価格は1バレル75ドル付近から82ドル付近まで反発していますが動向は不安定です。このOPECプラスの動きを見ると、原油価格の下落時には供給調整が行われ価格が下支えされる可能性が高いように感じます。
以上を考えると今週のドルカナダは底堅い原油価格とドル売りの流れから上値は重いと想定しています。裁量トレードでもドルカナダの戻り売りを試してみたいと思います。
ユーロ/ポンド
先週のユーロポンドは0.857まで下落基調となりました。イギリスポンドに関連する大きな指標発表はなく、EUに関しては消費者物価指数HCPIが前年比10.0%と予想の10.4%よりも鈍化する結果となりました。ただ、エネルギー価格の下落がHCPI低下の主要因となっており、食品価格のインフレは加速していたことから、ユーロはポンドに対しても緩やかに売られています。先週に続きポンドの悪材料出尽くし感も合わさり、ユーロポンドは緩やかな下落を想定しています。
豪ドル/NZドル
豪ドル/NZドルは小動きとなりました。12/4(日)に中国のゼロコロナ政策の一部緩和が発表され、公共の場所での陰性証明が不要となりました。中国と関連の深い豪経済には良い材料であり、また原油先物価格も下値が堅いことから今週は豪ドル買いによる豪ドル/NZドルの一旦の反発を期待したいと思います。
トラリピ稼働中の3通貨の動向を見ていると米国(ドルカナダ)、欧州(ユーロポンド)、オセアニア・中国(豪ドル/NZドル)と、世界経済のおおよその動きがわかってきますね。このファンダメンタルを意識することで裁量トレードにとっても良い効果があると思っています。今週は大注目の指標はないので年末に向けて小動きの展開になるかもしれません。その分裁量トレードを頑張りたいと思います。それでは今週もよろしくお願いします！
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