えいとの投資家ブログ

2022年に投資法人設立。23年、裁量トレード年利133%。猫とスプラが好き。 *当サイトの記事内には広告を含みます。

ふわっと豪ドル/NZドルの上昇について考えてみる

 こんにちは。為替の動向については損益結果の方にまとめていますが、今日は日記として、ふわっと豪ドル/NZドルの上昇について考えてみようと思います。

豪ドル/NZドルがぐいぐい上昇している

 豪ドル/NZドルは2013年以降、9年近く上限1.13-1.00の間で上下を繰り返すレンジ相場でした。FXトレードをしている方でもあまり取引していないマイナー通貨ペアかもしれませんが、レンジ相場であるため、この間で売りと買いを仕掛ける自動売買が盛んにおこなわれている通貨ペアです。私が運用しているトラリピもその一つです。今、その豪ドル/NZドルがぐいぐい上昇しています。

 9/26にスクリーンショットした週足チャートですが、本日9/27には1.14を突破して1.145まで上昇してきました。私を含めて上限を1.13として売りを仕掛けている方が多いと思いますので、現状は1.13を越えて含み損が拡大していると思います。私も「いやだなぁ・・・どこまで上がるんだろう」と悩ましく思っているんですが、ただ、2013年以前は1.3まで上昇していた時期もあるので、まだ上昇の余地はあるのかもしれません。

豪州とNZの金利差を見てみる

 豪ドル/NZドルは豪州とNZの政策金利差と連動する傾向があります。政策金利差を先ほどのチャートに重ねてみます。週足チャートが豪ドル/NZドルで右軸、赤いライン金利差で左軸です。2012年頃は豪州の金利の方が2%近く高かったので豪ドルが買われ豪ドル/NZドルは1.3付近を推移していました。ここから金利差が低下するとともに豪ドル/NZドルも下落し2013年に1.0まで下落しています。金利差がほぼゼロになる2014年以降は1.13-1.00のレンジで推移していることがわかります。

 ただ、最近は金利差が低下(豪州の方が金利が低い)しているのに豪ドル/NZドルは上昇しています。今後、この金利差はゼロに近づいていく見込みですがそれにしても金利差と豪ドル/NZドルの差が大きく広がっています。チャート内で他に差が広がっているところが無いかな、と思ってみていると2020年4月に1.00まで下落した部分が気になります。

原油価格を見てみる

 豪州は原油はあまり取れませんが、鉄鉱石が取れるため豪ドルはエネルギー価格に振られて売買されることがあります。エネルギー価格の代表格は原油ですので、WTI原油先物価格を豪ドル/NZドルチャートに重ねてみます。2020年4月はコロナショックで原油価格が大きく下落し、4/20には1バレル-30ドルまで下落しました(瞬間的なのでチャートからは除いています)。豪ドル/NZドルもこの原油価格の下落に連動して豪ドルが売られ1.00付近まで下落していることがわかります。

 最近は各国の利上げに伴う経済悪化懸念から原油価格が下落しているにも関わらず豪ドルが買われています。チャートを見ても原油価格が下落しているのに豪ドル/NZドルが上昇していることがわかります。

投機筋のトレンドが出ていると考える

 金利差、原油価格ともに豪ドルにはマイナス方向ですので、豪ドル/NZドルの上昇の理由にはならなそうです。NZは9/15に第二四半期のGDPを発表していますが前期比1.7%増加し、第一四半期の-0.2%からプラス転換しています。さらに日本の秋から冬にかけてはNZが春から夏に向かい酪農シーズンとなるためNZにはプラスと見られます。ですが、今のところは豪ドル/NZドルは絶賛上昇中です。

 ほかにもいろいろと要因はあると思いますが、豪ドル/NZドルの上昇は今は投機筋のトレンドが出てしまっていると考えるしかないかなと思っています。投機筋は動いている方向に乗って売買するので為替も同じ方向に動いていく傾向があります。ファンダメンタルだけで為替チャートは動かないですし、いろいろ考えても正解は市場です。過去のチャートを見てみると金利差ゼロでも1.15付近で推移していたことがありますので1.15付近まで上昇することはおかしくないのかもしれません。

 何かのきっかけ、例えば原油価格の急落などで一気にトレンド転換する可能性もありますし、NZにとっては酪農シーズン到来といったこれからのプラス要因もありますので、もう少し様子を見ていきたいと思います。(そろそろ下がってー! 心の声)

 

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