えいとの投資家ブログ

2022年に投資法人設立。23年、裁量トレード年利133%。猫とスプラが好き。 *当サイトの記事内には広告を含みます。

自動売買トラリピ設定 22年8月ユーロポンド編

 こんにちは!私はスキャルピングを中心とした裁量トレードとマネースクエアのトラリピによる自動売買で資金を運用しています。資金を裁量とトラリピに半分ずつ振り分けることで、年間利益率30%をめざしていますが、最近のウクライナ問題等によるボラティリティの高さのおかげかトラリピは年利49%と非常に高い利益率で収益が上がっています。

 今回は22年8月のトラリピ最新設定と特に年利60%相当とえらいハイペースで利益を積み上げているユーロポンドについて、具体的な設定の仕方と今後の動きを考えていきたいと思います。

トラリピの仕掛けレンジと利益率

 22年8月のトラリピの仕掛けは以下の通りです。ユーロポンド、豪ドル/NZドル、ドル/カナダドルの3つの通貨ペアで元金390万円、現証拠金534万円で運用中です。ユーロドルについては稼働を停止していますのでグレーアウトしています。一番右の年利を見ていただくとわかる通りユーロポンドの年利が60%とずば抜けていて、豪ドル/NZドルとドルカナダがそれぞれ45%と44%と同程度です。トラリピは通常10~15%を目指すので現状はアクティブな運用ですが、証拠金不足の時は裁量口座(スキャルピング)から同額の資金を移す運用なので、トラリピのみの場合は資金を倍程度入れて設定してもらえればと思います。

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ユーロポンドの現状認識、今後の展開考察と仕掛け方

 今回はユーロポンドの現状認識と今後の展開を見ていき、最後に具体的なトラリピの設定方法を記載します。現状認識としてチャート分析と、ユーロポンドの動きに影響を与えやすい各国政策金利、資源価格を確認します。

チャート分析

 まずはユーロポンドの仕掛け範囲についてチャートで見ていきます。

 ユーロポンドの日足チャートです。ここ1年は0.87から0.82の範囲で上下を繰り返しています。22年6月には欧州ECBの金利先高観によるユーロ買いから0.87まで上昇しましたが、ロシアからのガス供給量減少に伴う経済悪化リスクや英国のボリスジョンソン首相の退陣による政局不安のあく抜け感からユーロ売り、ポンド買いが進み現在は0.843付近に位置しています。チャート的には下方向で、しばらく下落基調が見込まれます。

金利動向

 次に各国の金利動向を見ていきたいと思います。8月4日の英中央銀行のレポートに今後の金利予測のチャートが載っていますので見てみましょう。

 *出展:Bank of England -Monetary Policy Report-Augaust 2022

 点線が前回5月の予想、実線が今回の予想です。5月の予測では米国(青色)、英国(オレンジ)の金利差が0.5~1%程あり離れていましたが、今回の予測では24年には同程度の2.5%程度の予測となっています。英国の金利は全体的に前回よりも上昇するとの予測になっています。一方でユーロ圏を見てみると1.35%程度で5月の予想と大きな変化はありません。金利差としては今後も、英国>ユーロ圏の状態がしばらく続く予想でありユーロ売り、ポンド買いとなりやすくユーロポンドには下落方向の力が働きます。

資源価格

 こちらも8月4日の英中央銀行のレポートで見ていきます。原油価格(Oil Prices)は2022年をピークに2023年以降は若干下落していますが高止まりの状況です。英国は産油国であり原油価格の高止まりはポンドにとっては買い要因となります。ただし、ガス価格も同様に高騰しており2020年と比較すると2022年は約10倍ととてつもない上昇です。2023年以降、こちらも若干下落していますが高止まりの状態です。ガス価格については景気押し下げ要因となりますがユーロ圏の方が状況としては厳しいと思いますので、どちらかというと原油価格の上昇によるポンド買いが優位になるのではと考えています。もちろん、ロシア情勢によりガス供給問題が解決されればユーロの巻き戻しにつながるため動向の注視が必要です。

ユーロポンドのトラリピ設定方法

 以上の状況を考慮して引き続きユーロポンドは売りトラリピ中心の仕掛けで変更無しでよさそうです。実際のトラリピの設定方法は、トラリピ注文の部分で以下の通り入力すればOKです。

【設定①】

【設定②】

 証拠金は130万円を想定していますが、初めての方には少しアクティブですので、その場合はロット数を落とすのが良いと思います。金額を抑えた例では、証拠金50万円で設定②の注文金額を0.3ではなく0.1として運用してみるのが良いのではと思います。設定①は後からでも注文できますのでまずは設定②のみでリスクを抑えるのも手です。まずは口座開設して運用してみましょう。

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 今回はユーロポンドについて見てきました。為替はこれらのほかにも政局やロシア情勢、短期勢のポジション動向によっても変動しますので引き続き状況を注視していきましょう。